米国弁護士に聞く!



米国弁護士資格についてより身近に感じていただくため、実務の第一線でご活躍の米国弁護士の方々に、資格の活かし方などを、ざっくばらんに語っていただきます。

第5回は、奥山英二弁護士にお話いただきました。奥山弁護士は、証券会社やビジネスコンサルタントとしてキャリアをスタート後、留学し、米国公認会計士(U.S.CPA)と米国弁護士試験に相次いで合格。

大手監査法人2社での勤務の後、現在は、「日本語で」「気軽に」「Chargeを気にせずに」相談できるサービスを提供するStrategic Legal Solutions, Inc. (SLS INC)を設立。Travelling Lawyerとして、海外進出する日本企業へのアドバイスを中心に、文字通りクロスボーダーにご活躍をされています。
今回は、弁護士として生きるための心構えや、大手ファームと独立での仕事の違い、法律知識、会計知識をはじめとした、ビジネスパーソンの知識の身につけ方について、語っていただきました。
(インタビュアー:アビタス米国弁護士講座担当)

奥山 英二氏(ニューヨーク州弁護士・U.S.CPA《ニューハンプシャー州inactive》) | 略歴

慶応義塾大学法学部卒業、国内証券会社、株式公開コンサルタントを経て、米国留学。アリゾナ大学、ニューハンプシャー大学ロースクール修了。1998年ニューハンプシャー州米国公認会計士(U.S.CPA)試験合格、1999年ニューヨーク州司法試験(BarExam)合格。デロイト・アンド・トゥーシュ、次いでアーサー・アンダーセンで、主にTax Lawyerとして勤務。2002年、Strategic Legal Solutions, Inc. (SLS INC)を設立。http://houmubu.weebly.com/


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インタビュアー

まず、米国弁護士を目指すまでのいきさつを教えてください。

 

奥山弁護士

奥山弁護士もともと、「士業」というもの、資格を活かした仕事に惹かれていました。

というのも、父親が弁理士として特許事務所を経営していたからです。もっとも、当時も弁理士試験は難関資格でしたし、「理系でなければ使い物にならん」が父の口癖でしたのでので、親の仕事をそのままやろうとは思いませんでした。

ただ、最初にU.S.CPAを取得したように、必ずしも法律というわけではありませんが、何か資格をとって仕事をするというのは、決めていたと思います。

インタビュアー

資格というと、日本の資格を目指す道もあったかと思うのですが、米国の資格を目指されたのは、どうしてですか?

奥山弁護士

日本の弁理士試験の大変さが分かっており、受けるつもりがなかったということと、父親と兄の影響とがあったためだと思います。

私は高校2年に米国へ短期留学をさせてもらっていて、英語の日常会話くらいはできるようになっていました。そのようなこともあり、大学時代には、海外からの特許事務所のお客様との会食等に父親から同席を求められることもあったのですが、そこでの父親の英語の会話が、どうも噛み合わない。父親も、かなりの高額でプライベートレッスンを受けるなど、英語力を磨いていたのですが、ものになりませんでした。そこで、子供に投資した方がよいと考えたのでしょう。英語を学びながら資格も取得できるということから、兄と私に米国への留学を勧めたわけです。

兄は日本の大学で理工学部を卒業した後、米国留学をしてPh.Dを取得して、弁理士となりました。私は、当時勤めていたコンサルティング会社の副社長で公認会計士の先生からも勧められ、米国の大学で、まずは会計の学習をすることにしました。



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